TREDISS

概要

信号解析による設備診断技術に裏付けられたデータロガー上で実現する高品質・高機能・安価なデータ解析サービス

・TREDISS(トレディス)は原子力発電所の過渡事象を検知し事象発生前後のプラントデータを高速サンプリングで記録する装置

・原子炉スクラム等の過渡事象発生時の事象解析や定期検査時のプラントデータの採取に利用可能

プラントデータ処理機能

  • 処理信号数:アナログ700点、デジタル250点以上
  • サンプリング周期:1msec、10msec

プラントデータ監視機能

  • 監視仕様:上下限値による監視、標準偏差値による監視、2つの信号の相関による監視、グループ監視

プラントデータ収録機能

  • 収録種別:事象検知時の自動収録、手動収録(時刻予約可能)、定時収録
  • 設定 :収録期間、収録周期(例:1ヶ月、1秒周期)

その他(データ表示、通知等)

  • 各信号値のリアルタイム表示(プロット表示)、監視信号の検知通知、障害監視、Excelデータ保存機能等

原子力プラントデータを収集・解析しカスタマイズにも対応

  • ご提供内容
  • ・各発電所に合わせたS/Wカスタマイズ、H/Wを含むシステム設計・試験

    ・収録データを利用したプラント設備の診断サービス受託

    ・安定性モニター機能、外部システムとの連携機能等の機能拡張受託

  • 適用実績
  • ・利用実績

    東日本震災による福島原子力事故の事象解明にTREDISSのデータが活用。

    1.地震発生時から津波到達直前まで、非常用ディーゼル発電機が正常に稼働したことの確認

    2.地震発生直後、1・2号機主蒸気配管の破断がなかったことの確認

    出典:東京電力ホールディングス株式会社 プレスリリースより


    ・導入実績

    2005年 柏崎刈羽原子力発電所7号機 導入済、2007年 福島第一原子力発電所1号機 導入済

    2008年 福島第一原子力発電所2号機 導入済、2011年 福島第一原子力発電所5号機 導入済

    2016年 柏崎刈羽原子力発電所6号機 導入済