原子炉の取替炉心設計、起動計画作成などの炉心管理技術を確立し、東京電力が海外を含む供給者から原子燃料を自由に調達し原子炉に装荷できる競争環境を実現するなど原子力発電のコスト低減に大きく貢献してきました。
現在では、高精度の炉心解析コードシステムや炉心装荷パターン最適化システムなどを駆使し、東京電力のBWRプラントに対して経済性、信頼性に優れた炉心管理技術サービスを提供しています。
これらの炉心管理業務に必要な各種設計解析システムの開発にも取り組んでおり、炉心解析コードシステムを開発、検証するだけでなく、熱水力、安定性解析システムなども自社で開発を継続しております。さらに、炉心装荷パターン最適化システムに関しては、国内外の電力会社などに使用ライセンスを提供しております。
また、当社の炉心解析コードシステムは、国内外のプラントにおける豊富な炉心追跡計算、ガンマスキャン評価、臨界実験評価およびモンテカルロ輸送計算などにより、MOX燃料を含む各種の燃料・炉心に対する解析精度を確認しています。